短毛種の猫にもブラッシングは必要?おすすめのブラシや選び方も紹介

短毛種の猫にも、定期的なブラッシングは必要です。しかし、猫用のブラシはさまざまなタイプがあるため、短毛種の猫にはどんなブラシを使えばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、短毛種の猫にもブラッシングが必要な理由やブラシの選び方、おすすめのブラシなどを紹介します。短毛種の猫を飼っている方は、ブラッシングに関する正しい知識を確認しておきましょう。

短毛種の猫もブラッシングが必要な理由

抜け毛や病気の予防ができる

短毛種の猫にもブラッシングを行うと、抜け毛や病気の予防につながると言われています。ブラッシングを怠ったことで抜け毛が多くなると、猫がグルーミング(毛づくろい)を行った際に飲みこむ毛の量が多くなってしまいます。飲み込んだ毛の量が多すぎると、うまく排出できずに毛玉症になるリスクがあるのです。

毛玉症になると、食欲低下や頻繁に嘔吐を繰り返してしまいます。また、毛玉を放置しておくと腸閉塞を引き起こす可能性もあり、最悪の場合は死に至るケースもあるのです。換毛期だけでなく、日頃から定期的にブラッシングを行って、抜け毛や病気の予防をしましょう。

健康状態を把握できる

定期的にブラッシングを行うことで、猫の健康状態をチェックすることが可能です。ブラッシングによって皮膚や被毛の状態を知ることができ、異常が見つかった場合はすぐに対応することができます。病気の早期発見につながるため、短毛種の猫もブラッシングは必要といえるでしょう。

また、猫同士がグルーミングを行うことをアログルーミングといい、アログルーミングはリラックス効果の高い行動といわれています。飼い主が行うブラッシングは猫同士で行うアログルーミングと同様の効果があるため、愛猫との信頼関係の構築にもつながるでしょう。

短毛種の猫に合ったブラシの選び方

静電気が発生しにくいタイプを選ぶ

短毛種の猫の場合、静電気が発生しにくいブラシを選ぶことが重要です。猫のブラッシングをしていると静電気が起こる場合がありますが、長毛種であれば静電気が起きたことに気づかないかもしれません。しかし、短毛種の猫の場合は、飼い主に痛い思いをさせられたと勘違いしてしまう可能性もあります。

このように猫が感じてしまうと、飼い主との信頼関係に悪影響を及ぼしてしまう場合があり、ブラッシングも嫌がってしまいます。そのため、シリコンやゴムなどの素材を使用した静電気が発生しにくいブラシを選ぶようにしましょう。

皮膚が傷つかないタイプを選ぶ

短毛種の猫の場合、金属製のブラシを使うと皮膚を傷つけてしまうおそれがあります。上述した静電気の問題もあるため、短毛種の猫にはやわらかい素材で作られたラバーブラシを選ぶのがおすすめです。ラバーブラシであれば、皮膚を傷つけるリスクを抑えることができます。

コームはなくても問題ない

長毛種の猫の場合、ブラッシングの仕上げにキメの細かいコームを使用して毛並みを整えます。しかし、短毛種の猫をブラッシングする場合は、最後に毛並みを整える必要はありません。

ただし、短毛種の猫の場合も、顔まわりや耳の裏などのデリケートな部分はコームを使用することをおすすめします。コームは必ず用意しなければならないわけではないため、必要に応じて購入しましょう。

短毛種の猫をブラッシングする方法

頭からお尻の方向にブラッシングする

短毛種の猫をブラッシングする場合は、毛の流れに沿って頭からお尻の方向にブラッシングしていきましょう。猫の毛は決まった方向に生えているため、その流れに逆らってブラッシングしたほうが汚れや抜け毛を取りやすいと思うかもしれません。しかし、毛の流れに逆らってブラッシングすると、猫に不快感を与える場合があります。

尻尾も丁寧にブラッシングする

短毛種の猫のブラッシングは、尻尾まで丁寧に行いましょう。特に、尻尾の付け根の部分は抜け毛が多くなりやすいといわれています。コームを持っている場合は、尻尾のブラッシングに使用するのがおすすめです。

また、尻尾のブラッシングをする際は、絶対に尻尾を引っ張らないように注意しましょう。猫の尻尾には尾骨神経が通っており、その神経が傷つくとさまざまな病気や怪我につながるおそれがあります。

猫が嫌がらなければお腹も優しくブラッシングする

猫にとってお腹は急所であり、防衛本能によってお腹を触られることを嫌がる傾向にあります。そのため、猫が嫌がるようであれば、無理にお腹のブラッシングは行う必要はありません。猫が嫌がらなければ、抱っこや仰向けにして優しくブラッシングを行いましょう。

顔周りをブラッシングする際はコームを使用

猫の顔まわりや耳の裏をブラッシングする際は、コームを使用しましょう。コームを使用することで、猫の目や耳を傷つけてしまうリスクを抑えることができます。顔周りのブラッシングは、優しく丁寧に行うことが重要です。

短毛種の猫におすすめのブラシ4選

ケトルン「シリコーンブラシ 短毛用」

ケトルン「シリコーンブラシ 短毛用」は、とてもやわらかいシリコン素材でできたラバーブラシです。皮膚に優しい素材でできているため、ブラッシングが苦手な猫にもぴったりなブラシとなっています。

また、指を入れられる仕様になっており、優しくなでるようにブラッシングすることができます。抜け毛を絡め取りやすい形状で、ブラシ部分にまとまった毛を捨てるだけなので処理も簡単です。ブラシは丸洗いも可能なので、常に清潔に保ちやすいのが特徴です。

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ファーミネーター「小型猫 Sサイズ 短毛種用」

ファーミネーター「小型猫 Sサイズ 短毛種用」は、短毛種の猫も安全にブラッシングできるように、短いステンレススチールの刃がついたブラシです。抜け毛とアンダーコートを安全に除去することができ、握りやすいデザインになっているためブラッシングしやすい設計になっています。

溜まった抜け毛はボタンを押してワンタッチで捨てることができるため、ブラッシングをスムーズに行うことができるでしょう。

Pet+Me(ペットアンドミー)「ラバーブラシ ソフト短毛用」

Pet+Me(ペットアンドミー)「ラバーブラシ ソフト短毛用」は、医療用グレードのシリコンを使用している、有害物質や金属を含んでいない安全性に長けたブラシです。非常にしなやかな素材なので、短毛種の猫も皮膚を傷つける心配なくブラッシングすることができます。

また、人間工学にもとづいた設計で、両面使用可能になっています。水で丸洗いすることもできるため、手入れも簡単です。

ペット用抜け毛取りブラシ

ペット用抜け毛取りブラシは、100本以上の密集したピンで抜け毛をしっかり取れるブラシです。ピンブラシですが、ピンの先端は痛みを感じさせないよう保護されているため、短毛種の猫にも使うことができます。

背面のボタンを押すことで溜まった毛を押し出すことができ、ワンプッシュで手入れが完結します。抜け毛をしっかりと取り除きながら、マッサージ感覚で使用できる人気のブラシです。

短毛種の猫に合ったブラシを選んであげることが重要

今回は、短毛種の猫に最適なブラシの選び方やブラッシング方法にくわえて、おすすめのブラシなどを紹介しました。短毛種の猫であっても、定期的にブラッシングをしなければ毛玉症などの病気につながる可能性があります。そのため、短毛種用のブラシを使って丁寧にブラッシングしてあげることが重要です。ぜひ本記事を参考にしながら、愛猫に適したブラシを選びましょう。