猫が喜ぶ部屋作りのポイントとは?快適な環境を整える方法について解説

猫と一緒に暮らすうえで、猫にとって快適な環境を用意してあげることはとても大切です。しかし、どのような部屋であれば猫が安心して暮らせるのかわからない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、猫が喜ぶ部屋作りのポイントを詳しく解説します。ぜひ参考にしながら、猫と飼い主が快適に過ごせる部屋作りを行いましょう。

猫が喜ぶ部屋作りをしよう

猫にとって快適な部屋作りがされていない場合、猫がストレスを感じてしまいます。ストレスはさまざまな病気の原因にもつながるため、猫が喜ぶ部屋作りができているかしっかりチェックすることが重要です。

そのためには、猫の習性や性格を把握し、どのような部屋作りをすれば喜ぶのかを考えなければなりません。猫が運動できるスペースの確保や部屋の清潔感など、猫に寄り添った部屋作りを行う必要があります。

ただし、猫ばかりに合わせた部屋作りをしてしまうと、飼い主にとってストレスな環境になることも。一緒に暮らしていくうえで、お互いが快適に過ごせる部屋作りができるよう工夫してみてください。

猫にとって快適な部屋作りのポイント

高い場所や静かで隠れられる場所を作る

野生の猫は、高い場所に登って狩りをしたり、身の安全を確保したりします。そのため、高い場所に猫がくつろげるスペースを作ってあげることが大切です。

また、猫は洞窟などの静かで隠れられる場所を寝床にする習性があります。隠れられる場所を作れば、猫も安心して過ごすことができるでしょう。

猫にとって最適な室温を保つ

猫にとって最適な室温は、26~28℃くらいといわれています。そのため、エアコンを使って猫が最も過ごしやすい室温をキープすることが重要です。特に、夏場は猫も熱中症になることも。猫に留守番をお願いする際は、エアコンが止まらないように注意しなければなりません。

また、猫は体温調節が得意ではないので、ベッドに毛布を置いておくなどの対策も行うようにしましょう。

食事場所とトイレは離れた場所に設置

猫は食事とトイレを離れた場所で行う習性があり、トイレが近くにあると食事をしなくなることもあります。猫は匂いに敏感なため、食事場所とトイレはなるべく離れた位置に設置しましょう。

また、猫はとてもキレイ好きな動物なので、特にトイレは清潔に保っておく必要があります。こまめに掃除をして、多頭飼いの場合はトイレを複数設置してあげると良いでしょう。

爪とぎ場所を作る

猫は狩りをしていた頃の習性や、マーキングのために爪とぎをします。爪とぎ場所がないと、壁や家具で爪とぎを行ってしまうため、ドアやベッドの近くに爪とぎ場所を作ってあげましょう。

なお、爪とぎは猫の好みがあるため、愛猫が最も気に入る爪とぎを探してみてください。

日当たりの良いスペースを確保する

猫は好奇心旺盛な動物なので、窓際から外の景色を見ていることが多いです。日当たりの良い窓際に猫がくつろげるスペースを作れば、留守番している時も外を見て過ごすことができます。お気に入りの場所が複数あれば、そこにベッドやクッションなどを用意してあげるのもおすすめです。

猫と飼い主が快適に過ごせる部屋作りのポイント

壁や床に傷がつかないよう対策する

猫のために爪とぎを用意しても、お気に入りの壁で爪とぎをしてしまって壁が傷つくことがあります。賃貸の場合、壁や床に傷がついてしまうと退去時のトラブルになる可能性があるため対策が必要です。壁には保護シートを貼り、床にはクッションフロアなどを敷いて、傷がつかないようにしましょう。

なお、こちらの壁紙保護シートは半透明なので目立たず、光の反射も抑えた加工なので使いやすい商品となっています。退去時には簡単に剥がせるため、壁の保護シートを探している方におすすめです。

手入れが簡単で丈夫な家具を選ぶ

猫と一緒に暮らしていると、家具が汚れたり傷ついたりすることもあります。そのため、家具を選ぶ時点から丈夫で洗いやすいものを選びましょう。

例えば、カバーを取り外しできるタイプのソファであれば、もし汚れてしまってもすぐに洗うことができます。また、プラスチック製の家具は傷がつきにくく、汚れもサッと拭き取れるため手入れが簡単です。

なお、ソファなどの家具にこちらの猫用爪とぎマットを貼っておけば、家具が傷つくのを防ぐことができます。自由にカットして使えるのも魅力。貼る場所に応じて使ってみてください。

猫と飼い主の生活スペースを分ける

猫と飼い主の双方が快適な部屋作りをするためには、生活スペースを分けることも考えなければなりません。猫にとって危険なキッチンには入れないようにしたり、2階には上がれないようにしたりするなどの工夫が必要です。

猫が喜ぶ部屋作りをすることは大切ですが、飼い主にとって負担になりすぎないように、お互いが快適に過ごせる部屋作りを目指しましょう。

猫が安全に生活できる部屋作りのポイント

脱走対策を徹底する

猫にとって快適な部屋作りをするためには、安全対策も欠かせません。特に、猫が脱走してしまうとさまざまな事故やトラブルに巻き込まれる危険があるため、脱走防止のフェンスなどを設置することが重要です。

こちらの脱走防止フェンスは天井に突っ張って設置するタイプで、玄関やベランダからの脱走を防ぐことができます。また、猫が登りにくい縦型のフェンスで高さも最大190cmあるため、外出の際も安心して留守番をお願いすることができるでしょう。

部屋は常に整理された状態を保つ

猫が安全に暮らすためには、部屋を常に整理して清潔に保つことが重要です。猫は好奇心旺盛な動物なため、部屋に物が落ちていると遊んだり、誤飲したりしてしまうリスクがあります。

猫にとって有害なものや、包丁やアイロンなど怪我をするおそれがあるものには特に注意し、常に整理整頓を心がけましょう。

危険な場所に入らないように対策する

猫にとって特に危険な場所は、包丁や食べ物があるキッチンや落下のおそれがあるベランダにくわえて、水が苦手な場合はお風呂なども危険です。これらの場所にはフェンスを設置するなど、猫が危険な目に合わないよう注意する必要があります。

猫が安心して暮らせるように、安全にも配慮した部屋作りを徹底しましょう。

部屋作りの際は要注意!猫にとって危険なもの

猫が安心して暮らせる部屋作りをするためには、猫にとって危険なものを知っておくことが大切です。まず、化粧品やアクセサリーなどの小物を置いていると、猫が誤飲してしまう可能性があります。猫が開けられない引き出しに片付けておくなど、きちんと整理するようにしましょう。

次に、観葉植物にも危険な種類があります。例えば、ユリ科やサトイモ科、サボテンなどの植物は猫にとって有害です。鉢植えの土や肥料も猫にとって有害な場合があるため、観葉植物を置く際は注意しましょう。

また、猫は電気コードで遊んだり噛みついたりすることが多いですが、感電のおそれがあるためとても危険です。猫が電気コードに触れないようボックスに入れて隠したり、配線カバーをつけたりして対策しましょう。

猫と飼い主が快適で安全な部屋作りを目指そう

今回は、猫が喜ぶ部屋作りのポイントについて解説しました。猫が安心して暮らすためには、まず危険なものや場所を把握して、安全な空間にしてあげることが大切です。また、猫を優先しすぎてしまうと飼い主のストレスにつながってしまうため、お互いにとって快適なバランスを意識する必要があります。

ぜひ本記事を参考にしながら、猫と飼い主が快適で安全に過ごせる部屋作りを目指してみてください。