キャットタワーはDIYできる?メリットや注意点、DIYを行う際に便利な商品も紹介

猫にとって高い場所は、狩りをしたり身の安全を確保したりできるため落ち着く場所です。また、猫の運動不足解消やストレス発散にも有効なため、キャットタワーは必要不可欠なアイテムといえます。しかし、市販のキャットタワーはサイズの問題やインテリアのテイストに合わず、気に入るものが見つからない方も多いのではないでしょうか。

そのような方におすすめなのが、キャットタワーをDIYすることです。本記事では、キャットタワーをDIYするメリットや注意点、DIYする際に必要な道具や便利な商品などを詳しく解説します。

キャットタワーをDIYするメリット

自由にデザインできる

キャットタワーをDIYする場合、自由にデザインできることが大きなメリットです。DIYの経験やセンスなどの個人差はありますが、工夫次第で理想に近いキャットタワーを作ることができます。おしゃれなデザインのキャットタワーは市販でも買えますが、DIYを行うと細部までこだわった世界にひとつだけのキャットタワーを作れる点が魅力です。

また、DIYに使用する材料は、さまざまな場所で購入することが可能です。通販サイトでもデザイン性の高い素材が販売されているため、素材選びからこだわったDIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ベストなサイズで設計できる

キャットタワーをDIYする大きなメリットは、ベストなサイズで設計できる点です。キャットタワーは存在感があるため、サイズ感が合わないとインテリアで浮きやすくなります。そのため、市販のキャットタワーは絶妙にサイズ感が合わない方も多いのではないでしょうか。

また、多頭飼いや身体の大きな猫を飼っている家庭の場合、市販のキャットタワーでは大きさが足りない場合もあります。キャットタワーをDIYすれば、部屋の広さや愛猫の特性などを考慮したベストなサイズで設計できるのもメリットといえるでしょう。

コストを安く抑えられる

キャットタワーをDIYすると、コストを安く抑えやすくなります。DIYに使用する材料はホームセンターや100円ショップなどで販売されているため、市販のキャットタワーよりも安く作れる場合があります。工夫次第で理想のキャットタワーを安く作ることができるため、コストパフォーマンス重視の方にもDIYにチャレンジするのはおすすめといえるでしょう。

キャットタワーのDIYで注意するポイント

高すぎない設計にする

猫は高い場所を好むため、なるべく高さのあるキャットタワーを作りたいと考える方もいるかもしれません。しかし、高すぎるキャットタワーを作ってしまうと、最上部までメンテナンスが行き届かなかったり、猫が落下して怪我をしてしまったりするリスクもあります。キャットタワーをDIYする際は適度な高さにしましょう。

足場の強度に注意する

キャットタワーをDIYする際は、足場の強度に注意しましょう。サイズやデザインが理想どおりだったとしても、強度が不安定だと猫が落下してしまうおそれがあります。また、大きなキャットタワーをDIYした場合、キャットタワーが壊れると愛猫や飼い主が怪我をしてしまう危険もありますし、家具や壁を破損してしまう可能性もあります。

DIYに慣れていない場合は設計や寸法のミスが発生してしまうことがあるため、十分に注意して作業を進めるようにしましょう。

家具の近くに設置しない

キャットタワーをDIYしたら、設置場所も注意して選ぶ必要があります。高さのある家具や家電のそばに設置すると、猫がキャットタワーから飛び乗る場合があり、怪我につながるおそれがあるためです。そのため、家具や家電からは1m以上離して設置したほうがいいでしょう。

また、フロアランプなどの間接照明のそばに設置した場合も、猫が飛び乗る可能性があり大変危険です。照明の明るさで猫もリラックスできなくなってしまうため、キャットタワーは照明からできる限り離れた場所に設置してください。

なお、キャットタワーを設置する場所は窓際がおすすめです。猫が日向ぼっこもできるので、設置場所に困った際は参考にしてください。

キャットタワーのDIYで準備するもの

1×4または2×4の木材

キャットタワーをDIYする場合、1×4(ワンバイフォー)または2×4(ツーバイフォー)の木材があると便利です。薄めの形をした木材となっており、木材の両端に突っ張り棒のようなパーツを取り付けることで、賃貸の家でも壁に穴を開けずに設置することができます。

そして、こちらの木材にステップやボウルなどのパーツを取り付ければ、簡単にキャットタワーをDIYすることが可能です。

電動ドライバー

キャットタワーをDIYする際は、電動ドライバーも用意しておきましょう。手動のドライバーでも作業を行うことはできますが、電動ドライバーがあれば作業の負担を減らすことができます。ビットを付け替えることで、木材の穴あけやネジ締めを快適に行うことが可能です。キャットタワーのDIY以外でも持っていると便利なため、この機会に用意してみてください。

直角定規と鉛筆

キャットタワーのDIYでは、木材の長さを測るための直角定規と、穴あけを行う箇所をマークするための鉛筆を用意しましょう。長さはメジャーなどでも測れますが、木材をカットする際に角度がずれてしまう場合があります。そのため、角度も正確に測れる直角定規がおすすめです。

キャットタワーをDIYする際に便利な商品

LABRICO「キャットウォーク LABRICO SET」

LABRICO「キャットウォーク LABRICO SET」は、2×4材と突っ張り式のアジャスターがセットになった商品です。両端にアジャスターを取り付けることで、天井や壁に穴をあけずにキャットタワーをDIYすることができます。スペースをとりがちなキャットタワーですが、こちらの商品であれば壁面を有効活用して省スペースで設置可能です。

また、付属のL字金具を自由な位置に固定することで、ステップも簡単に作ることができます。お好みでハンモックや爪とぎ用のポールなどを用意することでカスタマイズも楽しむことができるため、DIYが初めての方にもおすすめの商品となっています。

animacolle「キャットウォーク キャットステップ クリア」

animacolle「キャットウォーク キャットステップ クリア」は、特別な工具を使わずに簡単に取り付けられるステップです。L字金具を壁やキャットタワーに細いピンで固定する仕様になっていますが、画鋲程度の穴跡が残るだけのため賃貸の家庭でも使うことができます。

L字金具とステップの結合にはマグネットを使用しており、取り付け・取り外しも簡単に行えます。専用のカバーも取り付けるため、マグネットが外れてしまう心配もありません。他のステップと交換することも可能なため、飽きずに使い続けられるタイプを探している方はこちらの商品を検討してみてはいかがでしょうか。

壁に設置できるキャットウォーク クリアタイプ

壁に設置できるキャットウォーク クリアタイプは、カプセル型のステップを壁やキャットタワーに設置できる商品です。カプセルの直径が35cmあるため、身体の大きな猫もくつろぐことができます。自由な位置に設置でき、室内の壁を有効活用したい方におすすめです。ただし、ネジで壁に穴をあける必要があるため、壁を傷つけたくない方は注意してください。

愛猫の年齢や性格に合ったキャットタワーをDIYしよう

今回は、キャットタワーをDIYするメリットや注意点、便利な商品などについて解説しました。市販のキャットタワーでは満足できない方も、DIYで作れば理想のサイズやデザインで設計することが可能です。本記事で紹介した便利な商品や注意点も参考にしながら、愛猫が喜ぶキャットタワーをDIYしてみてください。