猫と一緒に遊びたいけれど、おもちゃを使っても猫があまり反応してくれないという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。猫と上手に遊ぶためには、猫の好きなおもちゃや遊び方を知ることが大切です。おもちゃを使って愛猫と上手に遊ぶことができれば、効率よく運動不足やストレス解消を行えます。
本記事では、猫との上手な遊び方についてポイントをわかりやすく解説します。猫と遊ぶ際は注意点もありますので、しっかり把握したうえで遊ぶようにしましょう。
猫の好きな遊び方とは
猫との上手に遊ぶには、猫の本能をくすぐることが大切です。野生の猫は狩りを行って生活しており、室内飼いの猫にもその本能が残っています。そのため、おもちゃを素早く動かして獲物と認識させると、猫は敏感に反応してくれます。
また、猫は 獲物(おもちゃ)を窮地に追い込む遊び方が好きです。部屋の角やソファの下など、獲物を逃げ場のない場所に追い込むことで、猫の狩猟本能を掻き立てることができます。さらに、おもちゃをわざと取りづらい場所に置いたり、猫とおもちゃの間に障害物を置いたりすると、狩りの難易度を上げる遊び方ができます。
猫の好みを知るためにおもちゃは複数用意する

猫じゃらし
猫のおもちゃにはさまざまなタイプがあり、猫によって好みも違います。そのため、猫の好きな遊び方を知るためには、複数のおもちゃを用意することが大切です。
猫のおもちゃといえば、真っ先に思い浮かぶのが猫じゃらしではないでしょうか。猫じゃらしを不規則に動かすことで、猫の興味を引くことができます。
こちらの商品のような電動タイプの猫じゃらしも販売されており、自動でランダムに動くため、猫が飽きずに遊んでくれます。また、電動タイプの猫じゃらしであれば、飼い主の不在時も猫がひとりで遊ぶことが可能です。障害物の回避機能や自動で電源OFFになる機能もついており、安全性にも配慮された商品となっています。
ボールやネズミ
ボールやネズミのおもちゃも、猫は好んで遊んでくれます。これらのおもちゃは、飼い主が投げたり動かしたりするだけでなく、猫が前足を使ってひとりで遊ぶ際にも適しているタイプです。
例えば、こちらの商品はコロコロボール7個とあみあみネズミ1匹がセットになっています。デザインや質感も非常に可愛らしいため、ギフトにもぴったりです。ボールやネズミのおもちゃを探している方は、ぜひこちらの商品も検討してみてください。
ポインタータイプ
壁や床に光を当てるポインタータイプのおもちゃも、猫が喜んで遊んでくれます。壁の高い部分に光を当てればジャンプも誘導できるため、運動不足解消にも効果的です。ただし、人間が会議などで使用するレーザーポインターは猫の目に当たると危険なので、LEDタイプのものを選ぶようにしましょう。
こちらのLEDポインターは、ネズミや肉球の絵が映し出される仕様になっており、猫の狩猟本能をくすぐる商品です。手のひらサイズなので持ち運びにも便利で、外出先でも使用することができます。ボタンを押した時のみ光るため、ポインターの消し忘れがない点も魅力的といえるでしょう。
釣り竿タイプ
釣り竿タイプのおもちゃはリーチがあるため、椅子に座ったまま遊びたい時や、立ったまま遊びたい時に便利です。猫と距離をとった状態で遊びたい方は釣り竿タイプを選ぶと良いでしょう。
こちらの商品は全長34~91cmに長さを調節することができ、釣り竿のようにしなる素材で作られているおもちゃです。先端にはボール型のてんとう虫のおもちゃがついていますが、別売りで付替用フライが販売されているため、猫の好みに応じて選ぶことができます。本格的な釣り竿タイプのおもちゃを探している方は、こちらの商品を購入してみてはいかがでしょうか。
猫の年齢に応じた遊び方


子猫との遊び方
生後6か月くらいの子猫は、じゃれ遊びが好きな年頃です。動くものには何でも興味を示すため、子猫用の小さなおもちゃや鈴などの音が出るもので遊んであげましょう。
なお、子猫と遊ぶ際の注意点として、飼い主の手をおもちゃとして使わないようにしてください。子猫の前で手をひらひらさせると喜んでじゃれついてきますが、飼い主の手に噛みついたり、爪を立てたりする癖がついてしまいます。子猫の頃についてしまった癖は直すのが困難ため、遊ぶ際は注意しましょう。
幼猫・成猫との遊び方
生後6か月~7歳くらいの猫は、子猫のようにひとりで遊ぶことが少なくなるため、飼い主が一緒に遊んであげることが大切です。日中の運動量が足りないと、猫が夜間に活発に行動することで飼い主の睡眠を妨げる場合があるため、遊びを通じて運動不足を解消しておきましょう。
幼猫や成猫とは、ネズミのおもちゃなどを追いかけさせることで狩猟本能を刺激する遊び方がおすすめです。また、羽がついたおもちゃを空中で動かし、ジャンプを誘う遊び方も効果的といえます。猫が激しく動いてもケガをしないように、遊ぶ際は安全なスペースで行うようにしましょう。
老描との遊び方
猫は7歳から老描期に入るといわれていますが、10歳頃までは元気に行動できるケースがほとんどです。しかし、11歳を超えると行動量が減る傾向にあり、刺激がない生活を送っていると認知症になる場合もあります。そのため、認知症予防のためにも適度に遊んであげることが大切です。
老描になったからといって、今までと違うおもちゃの用意や遊び方をする必要はありません。走ったりジャンプしたりすることが難しい場合は、手で捕まえようとするなどの反応があれば十分です。老描にとって適度な刺激になるように、無理のない範囲で遊んであげましょう。
猫と遊ぶ前に知っておきたい注意点
おもちゃの誤飲に注意
猫と遊ぶ際は、おもちゃを誤飲しないよう注意してください。中でも、ひも状のおもちゃは猫が誤飲してしまうリスクが高いと言われています。誤飲したおもちゃが腸の中で引っかかると、手術でしか取り出せなくなります。遊んだ後は必ず猫の手が届かない場所に片づけ、飼い主の不在時に猫がひとりで遊ばないように注意しましょう。
空腹時に遊ぶ
猫と遊ぶタイミングは、空腹時がベストです。空腹状態の猫は狩猟本能が強くなっているため、おもちゃに対してより敏感に反応してくれます。逆に、食事後に遊ぶと猫が嘔吐してしまうことも。食事から時間を空けてから遊ぶようにしましょう。
安全なスペースを確保する
猫と遊ぶ際は、なるべく広くて安全なスペースを確保することが大切です。遊びがヒートアップしてくると、猫が家具などにぶつかってケガをするおそれがあります。そのため、可能であれば家具を移動させ、家具の角にはカバーなどをつけておくと安心です。また、床が滑りやすい場合はマットなどを敷いておくと、猫の身体にかかる負担を抑えることができます。
飼い主のタイミングで遊ぶ
基本的に、猫と遊ぶタイミングは飼い主が決めることが大切です。猫が甘えてくるとつい遊んであげたくなりますが、これを繰り返すと猫は飼い主に甘えれば思い通りになると考えるようになります。
猫に悪い癖がつかないように、遊ぶタイミングは飼い主がコントロールするようにしましょう。
猫の好きな遊び方を知って上手に遊ぼう
今回は、猫との遊び方についてポイントや注意点などを解説しました。猫にとって、遊びはストレスや運動不足解消に効果的であり、飼い主とコミュニケーションをとる大切な時間です。また、猫の好みや年齢によって適切な遊び方も変わるため、猫に合った遊び方を選ぶ必要があります。ぜひ本記事を参考にしながら、愛猫との上手な遊び方を見つけてみてください。

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