猫の毛を綺麗に保つためには、定期的なブラッシングやトリミングが大切です。ブラッシングをすることで毛並みが整い、毛玉や抜け毛を防ぐことができます。今回は、猫の毛を綺麗にするおすすめブラシ6選を一挙に紹介します。猫の毛をケアするブラシを選ぶ際に、知っておくべきさまざまな理由や知識をチェックしましょう。
目次
猫の毛をブラシでブラッシングしなければならない理由とは
猫の毛をブラッシングしなければならない理由は、以下の3つが挙げられます。
皮膚及び被毛を美しく健康に保つため
ブラッシングを行うことにより、皮膚や被毛に付着した汚れを取り除くことができます。それにより、愛猫の健康的な見た目と状態を維持することが可能です。また、マッサージ効果によって血流を良くする効果も期待できるメリットもあります。
毛玉吐き対策のため
猫は綺麗好きな生き物のため、舌を活用してグルーミングと呼ばれる毛繕いを行っています。この時に飲み込んだ毛は、毛玉になって胃の中でまとまり、吐瀉(としゃ)することで排出されます。吐瀉は自然現象のため、病気などではありませんが、猫はストレスや体調不良が重なると過剰に毛玉吐きをする場合もあります。そこで、日々ブラッシングを行うことにより、この現象をある程度予防する対策になります。
スキンシップ及び健康チェックのため
ブラッシングを行うことにより、飼い主とのスキンシップが増えるため、愛猫との信頼関係を深めるきっかけとなるメリットがあります。また、ブラッシングの際に皮膚の状態などをチェックすることができるので、愛猫の健康状態の管理及び病気の早期発見などの効果を期待することもできます。
猫の毛の換毛期について

猫の毛には、オーバーコートとアンダーコートという2つの主要な層があります。オーバーコートは、外側に見える毛で、一般的に光沢があり、皮膚を保護する役割を果たします。一方、アンダーコートは密集していて保温性が高く、寒さから身を守るための重要な役割を持っています。
猫は通常、春と秋に換毛期を迎えます。換毛期には、猫の古い毛が抜け替わり、新しい被毛になっていく過程が含まれます。この時期には、特に長毛種の猫やアンダーコートの密度が高い猫は、毛が抜けやすくなります。ブラッシングをすることで、毛玉や皮膚トラブルを予防することができます。
アンダーコートが過剰になると、毛玉や皮膚トラブルのリスクが高まることがあります。換毛期には特に注意が必要で、定期的なブラッシングやグルーミングを行うことで、猫の健康と快適さをサポートすることが重要です。
猫の毛を綺麗にするブラシの種類

獣毛ブラシ
獣毛ブラシは天然の動物の毛で作られており、猫の皮膚にやさしく、毛並みを滑らかに整える効果があります。また獣毛ブラシは静電気を帯びにくく、毛玉を取り除くのにも効果的です。抜け毛を取る効果は低いですが、被毛にツヤを出してくれる獣毛ブラシは、ブラッシングの仕上げに最適です。短毛種・長毛種どちらにも適しています。
ラバーブラシ
ラバーブラシは柔らかいラバー素材でできており、猫の毛並みをマッサージしながら抜け毛や毛玉を取り除きます。静電気を帯びにくいため、猫の毛を引っ張ることなくスムーズにブラッシングすることができます。ラバーブラシは短毛種の猫に特に適しているため、日常的な毛の手入れに最適です。
アンダーコートブラシ
アンダーコートブラシは、猫のアンダーコート(下毛)を効果的に取り除くのに適しています。猫のアンダーコートは季節の変わり目や換毛期に特に厚くなることがあるため、定期的にブラッシングする必要があります。アンダーコートブラシは、特に長毛種の猫や毛の密度が高い猫に適しています。
ピンブラシ
ピンブラシは、特に長毛種や毛量の多い短毛種のブラッシングに適しています。ピンブラシには細かいピンが付いているため、もつれた毛や絡んだ毛をほぐすのに効果的です。ピンブラシを選ぶ際は皮膚を傷つけないために、先端が丸くなっている商品を選びましょう。ポンポンと叩くようにブラッシングすることでマッサージ効果も得られます。
コームブラシ
コームブラシは、毛玉をほぐしたり、毛並みを整えたり、地肌に近い部分から無駄毛を取るのに適しています。コームブラシには歯が付いているため、毛の間に入り込んだ汚れや絡まった毛を取り除くことが可能です。特に長毛種の猫や毛の密度が高い猫に適しています。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシは、短毛種や中毛種の猫の被毛を整えるのに適しています。毛を持ち上げつつ毛先から少しずつとかすことで、徐々に毛の絡まりがほどけていきます。スリッカーブラシには細かい金属の歯が付いており、これによって絡まった毛や毛玉を取り除きます。
猫の毛ブラシの選び方のポイント

飼い主が使いやすいものを選ぶ
飼い主・猫ともにストレスなくブラッシングを行うためにも、飼い主が使いやすいブラシを選びましょう。飼い主がブラシを上手く使いこなせないと、ブラッシングに時間がかかり、猫が余計に嫌がってしまいます。自分が握りやすいかなども重視してみてください。
用途に応じて選ぶ
猫のブラッシングは被毛の健康維持、皮膚の健康促進、コミュニケーション強化、毛球症予防など、さまざまな用途があります。何のためにブラッシングするのか、どんなブラシがいいのかを考えて選んでいきましょう。
仕上がりの良さを重視して選ぶ
無駄毛がまったくとれないブラシは効果がなく、必要な毛まで取り除いてスカスカになるのも良くないため、程よく無駄毛を処理できるブラシがベストです。
猫の毛をブラシでブラッシングする方法
長毛種のブラッシングの場合
①コームやピンブラシで、全体の毛をとかして、毛玉やもつれをほぐします。
②スリッカーブラシで背中からお尻に向かってとかし、抜け毛を除きながら、もつれを細かくほぐしていきます。
③顔まわりやおなか、足はコームでやさしくとかします。
短毛種のブラッシングの場合
①ラバーブラシで、背中からお尻に向かってブラッシングします。
②次におなかも、毛並みに沿ってやさしくブラッシングします。
③顔まわりや足はコームでやさしくとかします。
おすすめの猫の毛ブラシ6選
コンパクト猫ブラシ
マッサージ感覚で毛の手入れができるブラシです。ブラシの先端は痛くないように丸ピン加工されているため、愛猫の肌を傷つける心配なし。短毛種、長毛種のどちらにも使用可能で、耐久性も強く、持ちやすいグリッドで扱いやすいのが魅力です。ブラッシング後の抜け毛は、ワンプッシュでまとめて捨てられます。

ペット専用ブラシ M/Lサイズ
世界中のペットオーナーから支持されている、中・大型猫用のアンダーコートを除去するブラッシング用品です。刃の両端をスキンガードで覆っており、ペットの素肌を傷つけることなく安全に除毛できます。後ろについたワンプッシュボタンでお手入れも簡単です。

ペットブラシ
傾斜のあるブラシが抜け毛をしっかり絡め取るので、やさしく撫でるだけでお手入れできます。肌にブラシが直接触れても痛くない、安心の先端設計。短毛種、長毛種のどちらにも使用可能。丸洗いができるため、衛生的に使い続けられます。

ヒーリング・ワンタッチスリッカーブラシ
愛猫を傷つけないように、ブラシの毛先にはマッサージビーズが付いていて、血行促進を促すマッサージ効果も期待されます。ブラシの柄の部分はラバークリップ構造だから、持ちやすくて疲れにくいです。3つのカラーバリエーションがあり、可愛いデザインも魅力となっています。

ペットブラシ ペットケア3点セット
ブラシの先端は丸く、角度がついていることから痛くならず、猫にとって気持ち良いブラッシングができます。抜け毛の処理も簡単。半月型刃の爪切りと曲線設計のヤスリがセットになっているため、トータルケアができます。使いやすく、普段は爪切りを嫌がる愛猫にもストレスフリーで使用可能です。
アンダーコートブラシ
不要な抜け毛の最大90%が除去可能です。抜け毛の大半を占めるアンダーコートが沢山取れるため、日々のお手入れや部屋の掃除が楽になります。愛猫の体に沿うカーブ型のエッジデザインだからフィットしやすく、肌にやさしいブラシです。ワンプッシュで刃をしまえるため、除毛した毛を簡単に押し出せます。

蒸し猫ブラシ
噴霧式のブラシで、愛猫の毛皮に蓄積したほこりや汚れを簡単に取り除きます。短毛種、長毛種の両方に使用可能。マッサージ効果もあり、ブラシに水やエッセンス液を加えることで、愛猫にとって心地よいブラッシングを実現。一回のフル充電で、ミスト機能を約100回分使用できます。

猫の毛ブラシはニーズに合わせたものを選ぼう
ブラッシングは抜け毛の除去以外にも、皮膚を刺激して血行促進や新陳代謝を促したり、猫ちゃんとのスキンシップを通じて体調変化を早期発見したりするのにも役立ちます。猫の被毛や皮膚の状態に合った適切なブラシを選ぶことで、猫の被毛の健康を維持し、愛猫とよりコミュニケーションを深めていきましょう。

猫を三匹飼育しており、猫が大好きな管理人がコミュニティサイト「ネコメタルシティ」を立ち上げました。
運営スタッフのほとんどが猫を飼育中、または飼育経験があります。
猫とのHAPPYな生活のためのエンタメコンテンツやお役立ち情報を紹介しています。